ガソリンは軽い。ところで、車の重さは誰が比べるのか

燃料と電池を「同じ土俵」に乗せたつもりの比較を、車両システム全体から読み直す

益田 周防海(Suomi Masuda)/株式会社I-S3 | 2026年10月25日

ガソリン 1 kg のエネルギーが電池パック 1 kg の約 80 倍なのは物理として正しい。しかし同じ軽規格の実車(日産デイズ/日産サクラ)を国土交通省審査値で比べると、航続はガソリン車が 3.5 倍、車両重量は EV が 220 kg 重い一方、1 km あたりの投入エネルギーはガソリン車が 3 倍、燃料・電気代は 1.9 倍多い。「80 倍」は車のどこにも現れない。「ガソリン 20 円/kWh vs 電池 15,000 円/kWh」は消費費と設備費の混同で、電池の設備費を供給電力量で割ると 16 円/kWh になる。比べるなら、同じ車格・同じ期間で 円/km か保有総費用。

初稿 2026-10-25。本文の数値は同日時点の公開資料に基づき、前提値・計算式・結果はすべて付属資料として公開している(末尾「付属資料」参照)。本稿の風刺の対象は比較の方法であり、特定の人物やチャンネルではない。反論は数字で受け付け、いただいた数字はモデルに入れて計算し直す(末尾「反証してください」参照)。

討論動画

YouTube で開く: YouTube(日本語・23分38秒)

要旨

1. 最初に、ガソリン派が正しいところを認める

会議の冒頭で正しいことを言う人がいる。「ガソリンは 1 リットルで 33 メガジュールある。リチウムイオン電池は 1 キログラムでせいぜい 0.5 メガジュールだ」。これは正しい。拍手していい。

数字を揃えておく。日本の総合エネルギー統計が使うガソリンの標準発熱量は 33.36 MJ/L(高位) [S01]。エンジンの中で水蒸気が凝縮しないので、仕事に使えるのは低位発熱量で、換算係数は 0.939 [S02]、つまり 31.3 MJ/L ≒ 8.7 kWh/L。密度を 0.74 kg/L とすると [S03] 42 MJ/kg ≒ 11.8 kWh/kg。

一方、量産 EV に積まれている電池パックの質量エネルギー密度は、2025 年の実車統計で LFP 125〜145 Wh/kg、NMC 140〜180 Wh/kg [S04]。代表値 150 Wh/kg なら 0.15 kWh/kg。割り算すると 78 倍。体積で比べても、米エネルギー省の資料は「ガソリン 1 ガロンと同じ体積の電池が蓄えられるのは、1 ガロン相当の 15% 程度」としている [S18]。

ここまでは、何一つ間違っていない。問題は、この次の一言で起きる。「だから EV は無理がある」。

「だから」の前と後ろで、比べているものが変わっている。前半は燃料タンクの中身と電池パックの中身。後半は車。タンクの中身は走らない。電池パックも走らない。走るのは車である。

2. エンジンと変速機は、この会議に呼ばれていない

ガソリン 1 kg に 11.8 kWh のエネルギーが入っていることと、そのうちどれだけが車輪に届くかは、別の話である。

米エネルギー省と EPA が運営する fueleconomy.gov は、ガソリン車について「燃料のエネルギーのうち駆動に使えるのは 12〜30%、走行サイクルによる」と書いている [S05]。残りはエンジンの排熱、冷却水、摩擦、補機、アイドリングで消える。EV は「系統から取り込んだ電力の 77% 超」が車輪に届き、この数字には充電時の損失(充電効率 84〜93%)が含まれている [S06]。

\[ W_{\text{wheel}} = E_{\text{stored}} \times \eta_{\text{system}} \]

車輪で使える仕事は、蓄えたエネルギーにシステム効率を掛けたものである。この式から効率の項を落とすと、燃料 1 kg が電池 1 kg の 78 倍の仕事をするように見える。効率を掛けて測り直すと、 78 倍はおよそ 78 × 0.21 ÷ 0.80 ≒ 20 倍 に縮む。これでもガソリンの勝ちである。ただし、ここからさらに縮む。

2.1 貯蔵媒体を積むには、周りに装置が要る

燃料 1 kg を車輪の仕事に変えるには、エンジン・変速機・吸排気系・冷却系・燃料タンク・補機・触媒が要る。電池 1 kg を車輪の仕事に変えるには、モーター・インバーター・減速機・冷却系・パック筐体・BMS が要る。

この「周りに要る装置」の質量をシステム全体の質量として扱わないと比較にならない、と最初に正面から書いたのが、アルゴンヌ国立研究所の研究者による SAE 技術論文 2016-01-0903 である [P01]。要旨は、電池と燃料の単体比較を「パワートレインの効率と質量を無視した不完全な分析」と呼び、代わりに「同じ有用な仕事(300 マイルの航続と約 300 ポンドの積載)」を達成するパワートレイン全体の質量で比べる枠組みを提示した。報道による紹介では、2016 年時点でもパワートレイン質量あたりの投入エネルギー比は燃料単体の数十倍から 約 10 倍へ縮み、電池の進歩次第で 2040 年代半ばに車輪での仕事あたり同等になりうるとされている [P02](この数値は要旨の外の二次情報であり、本稿では確定値として扱わない)。

この論文から本稿が借りるのは、一点だけである。比べるなら、燃料 vs 電池ではなく、燃料システム vs 電池システム。できれば車 vs 車。 燃料タンクから車輪までの流れでこの点を追った自社の解説動画もある [V01]。

2.2 比べるときの対応表

燃料側と電池側で「同じ役割」の部品を並べると、次の表になる。単体比較は、この表の 1 行目だけを見て、残りの行を空欄のままにしている。

役割ガソリン車EV単体比較で抜けるもの
エネルギーを蓄える燃料タンク+ガソリン電池パック(セル+筐体+BMS+冷却)ここだけ比べている
仕事に変えるエンジン・吸排気・触媒・冷却・補機モーター・インバーター・減速機・冷却質量・体積・効率
速度を合わせる変速機・クラッチ/トルコン固定減速(多くは 1 段)質量・損失
減速時ブレーキで熱に捨てる回生で電池に戻す市街地での差
満タン・満充電の中身の重さ走ると減る(27 L ≒ 20 kg → 0)減らない(20 kWh ≒ 推計 130 kg)電池の正当な弱点
補給数分・ほぼ全国普通充電で数時間、急速で数十分電池の正当な弱点
出力ピークと連続の差が大きい連続定格と最大出力を分けて見る両方に注意
寿命エンジン・変速機の整備で延びるサイクル劣化(保証 8 年 16 万 km など)期間の揃え方

右端の列に並んでいるのが、「同じ土俵」に乗せたつもりで、実は会議室に持ち込まれていないものだ。エンジンと変速機は呼ばれていない。燃料が減っていくことも議事録にない。「車輪での仕事」は、そもそも議題に上がっていなかった。

3. 同じ軽規格で測り直す——デイズとサクラ

言葉で言っていても仕方がないので、同じメーカーの、同じ車体寸法の、同じ年の実車で測り直す。日産デイズ(ガソリン、660 cc NA、2WD)と日産サクラ(EV、20 kWh)である。全長 3395 mm、全幅 1475 mm、ホイールベース 2495 mm は両車同じで [S08][S10]、どちらも軽自動車規格、どちらも 4 人乗り、どちらも日産・三菱の共同開発車種である。「車格・用途・積載・走行条件・性能を揃える」という条件に、国内で最も近い組み合わせだと考えている。

数字は国土交通省審査値(WLTC)を使う。デイズは 23.2 km/L [S07]、タンク 27 L、車両重量 850 kg [S08]。サクラは交流電力量消費率 124 Wh/km、一充電走行距離 180 km、車両重量 1070 kg [S10]。サクラの 124 Wh/km は充電器の交流側で測った値で、充電ロスを含んでいる [S19][S20]。デイズの燃料側には精製・輸送のエネルギーを入れていないので、比較は「給油口から車輪まで」と「コンセントから車輪まで」になる。本稿の比較範囲はここまでとする。

項目デイズ X 2WD(ガソリン)サクラ S(EV)ガソリン÷電池
車載エネルギー(満タン/満充電)27 L × 8.7 kWh/L ≒ 235 kWh(低位)20 kWh11.7 倍
中身の重さガソリン約 20 kg(走ると減る)電池パック 推計約 130 kg(減らない)—
車両重量850 kg1070 kg0.79 倍(EV が +220 kg)
航続(WLTC)27 L × 23.2 km/L ≒ 626 km180 km3.48 倍
1 km に投入するエネルギー1000 ÷ 23.2 × 8.7 ≒ 375 Wh/km(燃料の化学エネルギー)124 Wh/km(コンセント側)3.02 倍
1 km あたりの燃料・電気代170.2 円/L ÷ 23.2 ≒ 7.34 円/km0.124 kWh × 31 円 ≒ 3.84 円/km1.91 倍
車両価格(税込)1,500,400 円 [S09]2,448,600 円(補助金 58 万円で 1,868,600 円) [S11]0.61 倍
図1 「単体」から「車両」へ比較の境界を広げると倍率はどう変わるか。左 2 本は燃料・電池そのものの数字でガソリンが桁で大きい。右 3 本は同じ軽規格の実車(デイズ 2WD NA/サクラ、WLTC 審査値)で、1 km あたり投入エネルギーはガソリン車が約 3 倍多く、燃料・電気代は約 1.9 倍高い。
図1 「単体」から「車両」へ比較の境界を広げると倍率はどう変わるか。左 2 本は燃料・電池そのものの数字でガソリンが桁で大きい。右 3 本は同じ軽規格の実車(デイズ 2WD NA/サクラ、WLTC 審査値)で、1 km あたり投入エネルギーはガソリン車が約 3 倍多く、燃料・電気代は約 1.9 倍高い。

図 1 の読み方は単純である。左の 2 本は貯蔵媒体の数字で、ガソリンが桁違いに大きい。右の 3 本は車の数字で、倍率は 3.5 倍、3 倍、1.9 倍。しかも 3 倍と 1.9 倍は向きが逆で、ガソリン車の方が多くエネルギーを使い、多く払う。

「80 倍」はどこに行ったのか。235 kWh のガソリンを積んで 626 km 走るデイズは、1 km に 375 Wh を投入している。20 kWh の電気を積んで 180 km 走るサクラは 124 Wh。デイズのエンジンは、積んだエネルギーの約 2/3 をボンネットの中で熱にして捨てながら走っている。それが悪いわけではなく、内燃機関とはそういう機械である。悪いのは、その熱を数えずに「80 倍」と言うことだ。

3.1 EV 側が本当に負けている項目

ここで「どちらとも言えない」とは書かない。電池側が負けている項目は、負けている。

これらは、エネルギー密度の差が車に正しい形で現れたものである。ガソリン派はここを突けばよい。「80 倍」を持ち出す必要はなかった。

3.2 メーカーを変えても同じか——BYD RACCO で測り直す

デイズとサクラは同じ日産の車なので、「日産の設計がそうなだけ」という反論が成り立つ。そこで 2026 年 7 月に発売された BYD RACCO を同じ手順で並べる。RACCO は全長 3395 mm・全幅 1475 mm の軽規格で、電池は LFP(リン酸鉄)、22.4 kWh の「200」と 35.84 kWh の「300Plus/300Premium」がある [S23][S24]。全高 1800 mm のスーパーハイトワゴンなので、デイズ(ハイトワゴン)より車体は一回り背が高く、重量の比較は RACCO に不利に出る。その点を含んで読んでほしい。

項目デイズ X 2WDサクラ SRACCO 200RACCO 300Plus
電池/燃料の車載エネルギー235 kWh20 kWh22.4 kWh35.84 kWh
航続(WLTC)626 km180 km210 km320 km
車両重量850 kg1070 kg1160 kg(+310)1220 kg(+370)
1 km に投入するエネルギー375 Wh124 Wh120 Wh124 Wh
1 km の燃料・電気代(31 円/kWh)7.34 円3.84 円3.72 円3.84 円
投入エネルギー ガソリン÷EV—3.02 倍3.12 倍3.02 倍
車両価格(税込)1,500,400 円2,448,600 円(補助金 58 万円)2,145,000 円(補助金 15 万円 [S25])2,398,000 円(補助金 15 万円)

3 台の EV で、1 km の投入エネルギーは 120〜124 Wh、ガソリン車との比は 3.0〜3.1 倍、エネルギー代の比は 1.9〜2.0 倍に収まる。メーカーが変わっても、電池の化学(NMC か LFP か)が変わっても、向きも大きさも変わらない。これは「電気モーターと電池で車を走らせると、燃料を燃やす場合の 1/3 のエネルギーで済む」という物理が、どの会社が作っても同じだからである。

一方で、電池を大きくすると何が起きるかも RACCO はよく示している。300Plus は 35.84 kWh を積んで航続 320 km、デイズとの航続差は 3.5 倍から 2.0 倍に縮む。代わりに車両重量は 1220 kg、デイズより 370 kg 重い。エネルギー密度の差は消えていない。航続を伸ばそうとすれば、その分だけ重量に現れる。これが第 1 章で認めた「正しいところ」の、具体的な姿である。

費用の面では、RACCO 200 の補助金後価格 1,995,000 円とデイズの差 49.5 万円を、走行費の差 3.62 円/km で割ると 約 13.7 万 km で並ぶ。300Plus は差 74.8 万円で 約 21.4 万 km。サクラより補助金が小さいぶん(15 万円対 58 万円)、並ぶ距離は長い。補助金が車種で違うことも、比較の前提に書いておくべき項目である。

電池の設備費も同じ手順で割り直せる。300Plus のパック 35.84 kWh は BEV 平均の 15,543 円/kWh なら 55.7 万円、LFP 平均の 81 ドル(12,717 円)/kWh なら 45.6 万円 [S16]。保証走行 16 万 km × 0.124 kWh/km = 19,840 kWh で割ると 28.1 円/23.0 円/kWh(保証条件は 8 年 16 万 km・容量 70% 以上 [S26])。サクラの 15.7 円より高いのは、大きい電池を同じ距離しか走らせない前提だからで、設備費は使った分だけ安くなる。長距離を走る人ほど大きい電池の設備費が薄まり、短距離しか走らない人には小さい電池が合う。「円/kWh」を設備費として読むと、こういう当たり前の結論が数字で出てくる。

4. 「円/kWh」の会計処理——分母の話

さて、もう一つの比較がある。「ガソリンは 1 kWh あたり 20 円、電池は 1 kWh あたり 1 万 5 千円。800 倍だ」。

計算してみる。レギュラーガソリンの全国平均は 170.2 円/L(2026 年 10 月 19 日調査) [S13]。1 L に 8.7 kWh 入っているので 19.6 円/kWh。BloombergNEF が 2025 年 12 月に発表した BEV 用電池パックの世界加重平均価格は 99 ドル/kWh [S16]。1 ドル 157 円(日本銀行 2026 年 10 月 23 日 17 時) [S17] で 約 15,500 円/kWh。割れば 793 倍。計算は合っている。

意味が合っていない。

4.1 分母は同じ顔をしているが、別人である

ガソリンの「円/kWh」の分母は、燃やして消える 1 kWhである。払って、燃やして、終わり。電池の「円/kWh」の分母は、蓄えられる容量 1 kWhである。払って、充電して、放電して、また充電して、8 年繰り返す。

これは、ホテルの 1 泊料金と、マンションの購入価格を「円/部屋」で比べているのと同じ構造である。マンションは 1 部屋 3,000 万円、ホテルは 1 部屋 1 万円、だからホテルは 3,000 倍安い——そう言われて頷く人はいない。マンションの値段は 35 年住むために払う設備取得費で、ホテル代は一晩の消費費だからだ。

電池パックの 15,500 円/kWh は、容量 1 kWh を取得する費用である。それを供給する費用に直すには、寿命中に何 kWh 供給するかで割る。

\[ \text{設備費}_{\text{供給あたり}} = \frac{\text{パック価格} \times \text{容量}}{\text{走行距離} \times \text{電費}} \]

サクラの 20 kWh パックは 15,543 円 × 20 ≒ 31 万円。保証走行距離 16 万 km × 0.124 kWh/km = 19,840 kWh を供給する。割ると 15.7 円/kWh、距離あたりなら 1.94 円/km。電気代 31 円/kWh と足して 47 円/kWh。ここまで直して初めて、「ガソリン 19.6 円/kWh」と同じ種類の数字になる。

ただし、これでもまだ揃っていない。ガソリンの 19.6 円は燃料のエネルギーで、車輪に届くのはそのうち 12〜30%。電気+設備の 47 円は 77% 超が届く。車輪での仕事 1 kWh あたりに直すと、ガソリン約 93 円(効率 21% 仮定)、電気+電池約 58 円(効率 80% 仮定)になる。倍率は 800 倍から 1.6 倍に縮み、向きが逆転する。

図2 同じ「円/kWh」でも消費費と設備費は別の勘定。電池パックの容量 1 kWh あたり約 15,500 円は設備取得費で、保証走行 16 万 km で供給する電力量で割ると約 16 円/kWh。ガソリンの約 20 円/kWh と並べてよいのは、電気代と設備費の供給あたり換算の和であり、さらに変換効率の補正が要る。
図2 同じ「円/kWh」でも消費費と設備費は別の勘定。電池パックの容量 1 kWh あたり約 15,500 円は設備取得費で、保証走行 16 万 km で供給する電力量で割ると約 16 円/kWh。ガソリンの約 20 円/kWh と並べてよいのは、電気代と設備費の供給あたり換算の和であり、さらに変換効率の補正が要る。

図 2 のうち、横に並べてよいのは左端(ガソリン・消費費)と右 2 本の和(電気・消費費+電池設備費の供給あたり換算)である。中央の灰色の棒は、分母の種類が違う。一番高く見えるから、この棒が使われる。

4.2 では、どの分母で比べるのか

分母を揃える方法は、3 つしかない。

  1. 円/km:走る距離を分母にする。燃料・電気代だけなら、デイズ 7.34 円/km、サクラ 3.84 円/km。補助金を戻したガソリン価格(約 213 円/L)なら 9.2 円/km。
  2. 保有総費用(TCO):車両価格・税・保険・整備・エネルギー・残価を、同じ年数・同じ距離で合計する。
  3. 寿命中の供給エネルギーあたり費用:設備費を供給 kWh で割る(4.1 の方法)。電池・太陽光・蓄電池はこの方法で比べるのが普通で、業界では LCOS(均等化貯蔵コスト)と呼ぶ。

本稿では 1 と、2 を簡略にしたものを示す。図 3 は「車両価格+エネルギー費」の累計で、税・保険・整備・残価・充電器設置費は入っていない(入れるべき項目は第 5 章に挙げる)。

図3 車両価格+燃料・電気代の累計。デイズ X 2WD(150.0 万円、7.34 円/km)とサクラ S(補助金後 186.9 万円、3.84 円/km)の累計費用は約 10.5 万 km で並ぶ。補助金なしでは 27 万 km。税・保険・整備・残価・充電器設置費は含まない。
図3 車両価格+燃料・電気代の累計。デイズ X 2WD(150.0 万円、7.34 円/km)とサクラ S(補助金後 186.9 万円、3.84 円/km)の累計費用は約 10.5 万 km で並ぶ。補助金なしでは 27 万 km。税・保険・整備・残価・充電器設置費は含まない。

デイズ X(150.0 万円)とサクラ S(補助金後 186.9 万円)の差 36.8 万円を、走行費の差 3.5 円/km で割ると、約 10.5 万 km で累計費用が並ぶ。年 1 万 km なら 10 年と少し。補助金がなければ 27 万 km で、普通の乗り方では並ばない。

これは「EV が得」という結論ではない。比べるならここで比べよう、という結論である。10.5 万 km という数字は、ガソリン価格・電気料金・補助金・走行距離で大きく動く(results/sensitivity.csv)。動くからこそ、動かない「800 倍」より議論の役に立つ。

4.3 充電する電気が、売っても 8 円にしかならない場合

ここまでの電気代 31 円/kWh は、系統から買う電気の目安単価である。充電する電気の値段が変わると、EV 側の 円/km は大きく動く。その代表例が、住宅用太陽光の FIT 買取期間(10 年)を終えた家庭である。

FIT 期間が終わると、昼間に余った電気の売電単価は大手電力の基本買取で 7〜9 円/kWh になる(東京電力エナジーパートナー 8.50 円、関西電力・北海道電力・北陸電力 8 円、東北電力 9 円、中部・四国・九州 7 円) [S27][S28]。この電気を売らずに車へ充電すると、その電気の費用は「売っていれば得られた 8 円」、つまり機会費用になる。31 円で買っていた電気を 8 円の電気に置き換えることになる。

充電する電気サクラ SRACCO 200デイズ X 2WD
系統 31 円/kWh3.84 円/km3.72 円/km7.34 円/km(170.2 円/L)
卒FIT 余剰太陽光 8 円/kWh0.99 円/km0.96 円/km—
ガソリン車との比7.4 倍7.6 倍—
図4 1 km あたりのエネルギー費。デイズ 7.34 円(補助金なし 9.18 円)、サクラ S 3.84 円、RACCO 200 3.72 円、RACCO 300Plus 3.84 円(系統 31 円/kWh)。充電する電気を卒FIT の余剰太陽光(売電 8 円/kWh)にすると、サクラ 0.99 円、RACCO 200 0.96 円。
図4 1 km あたりのエネルギー費。デイズ 7.34 円(補助金なし 9.18 円)、サクラ S 3.84 円、RACCO 200 3.72 円、RACCO 300Plus 3.84 円(系統 31 円/kWh)。充電する電気を卒FIT の余剰太陽光(売電 8 円/kWh)にすると、サクラ 0.99 円、RACCO 200 0.96 円。

1 km 約 1 円。ガソリン車の 7.34 円に対して 7 倍以上の差になる。電池の設備費 1.94 円/km(4.1 の方法)を足しても 2.9 円/km で、ガソリン車の燃料代だけより安い。車輪の仕事 1 kWh あたりに直すと、電気 8 円+設備 15.7 円を効率 80% で割って約 30 円、ガソリンの約 93 円に対して 3 分の 1 になる。車両価格差が並ぶ距離は、サクラで約 10.5 万 km から 約 5.8 万 km へ、RACCO 200 で約 13.7 万 km から 約 7.8 万 km へ縮む。

前提として書いておくべきことが二つある。第一に、昼間に車が自宅にあるか、蓄電池や V2H を介して夜間に移すかのどちらかが要る。平日昼間に通勤で車がない家庭では、余剰を充電に回せる量は週末分に限られる。第二に、8 円は余剰の機会費用であって、太陽光設備そのものの費用ではない。FIT 期間中に設備費の回収を終えた家庭の話であり、これから太陽光を新設する費用を車のエネルギー代に含めるなら、別の計算になる。

逆に言えば、FIT 買取期間を終える家庭は 2019 年以降毎年増え続けており、その家庭にとって「ガソリンの円/kWh は 20 円、電池は 15,000 円」という比較は、充電する電気が 8 円で手に入る現実とも、設備費を供給量で割る会計とも、二重にずれている。

4.4 ガソリンが 1 L 220 円になったら

ここまでのガソリン価格 170.2 円/L は、1 L あたり 42.8 円の定額引下げが入った後の値段である [S13][S14]。この措置がなければ約 213 円で、過去の原油高と円安が重なった局面を考えれば、220 円は仮定として無理のない水準である。ガソリン価格が上がると、この章の計算はすべて EV 側に動く。EV の電気代は動かないからだ。

レギュラー価格デイズ 円/kmサクラ(系統 31 円)との比サクラ(余剰太陽光 8 円)との比価格差が並ぶ距離(サクラ・補助金後/なし)同(余剰太陽光で充電)
170.2 円(現在・補助金込み)7.34 円1.9 倍7.4 倍10.5 万 km/27.1 万 km5.8 万 km
213 円(補助金なし)9.18 円2.4 倍9.3 倍6.9 万 km/17.8 万 km4.5 万 km
220 円9.48 円2.5 倍9.6 倍6.5 万 km/16.8 万 km4.3 万 km
250 円10.78 円2.8 倍10.9 倍5.3 万 km/13.7 万 km3.8 万 km

220 円なら、デイズは 1 km 9.48 円。サクラとの差は 1 km 5.6 円に広がり、車両価格差 36.8 万円が並ぶ距離は 10.5 万 km から 約 6.5 万 km に縮む。年 1 万 km なら 6 年半で、電池の保証期間 8 年の内側に入る。余剰太陽光で充電している家庭なら約 4.3 万 km。補助金なしの価格差 94.8 万円でも 16.8 万 km で並ぶ。RACCO 200 は補助金後で約 8.6 万 km になる(results/gasoline_price_scenarios.csv)。

「円/kWh」で見ても同じで、220 円のガソリンは燃料 1 kWh あたり 25.3 円、車輪の仕事 1 kWh あたり約 120 円になる。電気+電池設備の約 58 円(系統)、約 30 円(余剰太陽光)との差は、170 円のときより開く。

逆向きに動く変数も書いておく。電気料金が上がれば EV 側が不利になり、31 円が 45 円なら サクラは 5.6 円/km で、170 円のガソリンとの比は 1.3 倍まで縮む(results/sensitivity.csv)。燃料と電気のどちらの値段が先に動くかは、この記事では予測しない。言えるのは、どちらが動いても「80 倍」「800 倍」は一切動かず、円/km と並ぶ距離だけが動くということである。動かない数字は議論の役に立たない。

5. 正当な反論と、その扱い

公平を期すために、本稿の比較に対して成り立つ反論を先に並べておく。「どちらとも言えない」で逃げるための留保ではなく、計算に入れるべき項目の一覧である。

逆に、成り立たない反論も一つ書いておく。「電池のエネルギー密度は低いままだから EV は普及しない」。密度が 80 分の 1 でも、同じ寸法の軽自動車が 180 km 走って 1 km 3.8 円で動いている。密度は普及を左右する条件の一つであって、それだけで普及の可否が決まるものではない。密度が低いせいで航続が短いのは本当だが、航続が短くても成り立つ用途があるかどうかは、密度の数字からは分からない。

6. なぜこの比較は繰り返されるのか

誰かの動機を決めつけるつもりはない。構造だけ書く。

第一に、単体の数字はすぐ手に入り、システムの数字は手に入りにくい。ガソリンの発熱量は便覧に載っている。電池セルの Wh/kg はカタログに載っている。エンジン込みのパワートレイン質量や、走行サイクル別の効率は、論文か試験成績書を読まないと出てこない。手に入りやすい数字同士を割ると、簡単に大きな数字が出る。

第二に、セルとパックが混ざる。セル単体の Wh/kg は、筐体・配線・冷却・BMS を含むパックの Wh/kg より必ず大きい [S04]。両方とも正しい数字だが、電池側にセルの値、燃料側にタンク込みの値を使うと、倍率は数割動く。本稿はパックで統一した。

第三に、Wh/kg と Wh/L が混ざる。質量あたり(specific energy)と体積あたり(energy density)は別の量で、LFP は NMC に対して質量で 1/5、体積で 1/3 不利と、差の出方が違う [S21]。どちらで語っているかを言わずに「エネルギー密度」とだけ言うと、聞く側が確認できない。

第四に、消費費と設備費が混ざる。第 4 章で見た通りである。「円/kWh」という単位は両方に使えてしまうので、単位だけ見ると同じものに見える。

第五に、大きい数字は気持ちがいい。78 倍、800 倍。これに対して「1.9 倍、ただし向きが逆」は地味である。地味な方が正しいとは限らないが、この件に関しては、地味な方が車の話をしている。

繰り返すが、これは誰かが嘘をついているという話ではない。式の項を一つ落とすと、落とした本人も気づかないまま、答えが 40 倍ずれる、という話である。

7. 結論

8. よくある質問

ガソリンの方がエネルギー密度が高いというのは、本当ですか

本当です。質量あたりで約 80 倍(低位発熱量 42 MJ/kg ≒ 11.8 kWh/kg に対し、EV 用パック 0.15 kWh/kg)、体積あたりでも 6〜7 倍の差があります [S01][S04][S18]。この記事はこの数字を否定していません。否定しているのは、「だから車もそうだ」という飛躍のほうです。

では、なぜ EV の電費やエネルギー代はガソリン車より良くなるのですか

燃料のエネルギーの大半が、車輪に届く前に熱として捨てられるからです。ガソリン車は燃料エネルギーの 12〜30% しか駆動に使えず [S05]、EV は充電ロス込みで 77% 超が車輪に届きます [S06]。同じ軽規格の実車で 1 km あたりの投入エネルギーを比べると、デイズ 375 Wh、サクラ 124 Wh(コンセント側)で、ガソリン車が約 3 倍多く使います [S07][S10]。密度の差は航続距離と車両重量に現れ、効率の差は電費と走行費に現れます。両方を見て、初めて車の比較になります。

「ガソリンは 20 円/kWh、電池は 1 万 5 千円/kWh」という比較のどこが間違っているのですか

分母の種類が違います。ガソリンの 1 kWh は燃やして消える消費費、電池の 1 kWh は蓄えて何千回も使い回す容量の設備取得費です。電池の設備費を寿命中の供給電力量で割ると、サクラの例で 20 kWh × 15,543 円 ≒ 31 万円 ÷(16 万 km × 0.124 kWh/km = 19,840 kWh)= 15.7 円/kWh、距離あたり 1.94 円/km になります [S10][S12][S16]。これに電気代を足し、さらに両者の変換効率で車輪側に揃えて、初めて同じ種類の数字になります。充電する電気が卒FIT の余剰太陽光(売電 8 円/kWh)なら、電気 8 円+設備 15.7 円を効率で割った車輪側の費用は約 30 円/kWh で、ガソリンの約 93 円の 3 分の 1 です [S27]。

公平に比べるには、何を見ればよいですか

同じ車格・同じ用途・同じ走行条件の実車 2 台を、円/km か、車両価格・税・保険・整備・エネルギー・残価を同じ年数と距離で合計した保有総費用で比べてください。航続・補給時間・積載・重量は別の軸として並べ、一つの倍率にまとめないでください。メーカーが違う車(BYD RACCO など)を加えると、結論が車種固有のものかどうかも確かめられます。ガソリン価格・電気料金は動くので、現在値だけでなく、たとえばガソリン 220 円/L、電気 45 円/kWh のように動かした場合も一緒に見てください。この記事の付属資料には前提値(LOW/BASE/HIGH)と計算モデルがあり、ガソリン価格・電気料金・電池価格・走行距離を書き換えると結果が再計算されます。

反証してください

本稿の数字はすべて data/assumptions.csv に出典付きで置いてあり、model/vehicle_system_model.py で計算し直せる。異なる前提(別の車種の組み合わせ、別の電気料金、パック交換の小売価格、充電器の設置費、残価)をお持ちであれば、お問い合わせから数字を送ってほしい。モデルに入れて計算し直し、結果が変わればこの記事に追記する。「エネルギー密度が 80 倍だから」という反論には、第 2 章と第 3 章ですでに答えている。

引用・再利用について

付属資料のうち CSV・JSON・Python モデル(data/、model/、results/*.csv・*.json)は CC BY 4.0 で公開する。出典として株式会社I-S3と本記事のURLを明記すれば、転載・改変・商用利用を含めて自由に使える。前提値を変えて再計算した結果を公開する場合も、元のモデルの出典を残してほしい。

本文と図(PNG)は、出典を明記したうえでの引用はそのまま行える。図をそのまま転載・再配布したい場合は お問い合わせから連絡してほしい。本記事と異なるデータや前提をお持ちの場合も同じ窓口へ。異なる前提で結果がどう変わるかは、こちらでも再計算して追記する。

推奨する引用形式

和文

益田周防海(2026)「ガソリンは軽い。ところで、車の重さは誰が比べるのか」株式会社I-S3、2026年10月25日公開、https://www.i-s3.com/fuel-vs-battery-vehicle-system-comparison.html

English

Masuda, S. (2026). ガソリンは軽い。ところで、車の重さは誰が比べるのか [Gasoline is light. So who compares the weight of the car? Re-reading fuel-vs-battery comparisons as whole vehicle systems]. I-S3 Co., Ltd. https://www.i-s3.com/fuel-vs-battery-vehicle-system-comparison.html

BibTeX

@misc{masuda2026fuelvsbattery,
  author = {Masuda, Suomi},
  title  = {ガソリンは軽い。ところで、車の重さは誰が比べるのか},
  year   = {2026},
  publisher = {I-S3 Co., Ltd.},
  url    = {https://www.i-s3.com/fuel-vs-battery-vehicle-system-comparison.html},
  note   = {Published 2026-10-25. Assumptions, model and results: https://www.i-s3.com/fuel-vs-battery-vehicle-system-comparison.html#assets}
}

再計算に使う主要ファイル

前提値は data/assumptions.csv の LOW/BASE/HIGH 列を書き換え、model/vehicle_system_model.py を実行すれば本文と同じ表と図が再生成される。

更新履歴

付属資料

以下のファイルは本文と同じ前提・同じ計算で生成している。数値の照合や再計算に使える。

前提値・出典

計算モデル(Python 3、標準ライブラリ+図のみ matplotlib)

結果(CSV/JSON)

検証

本文

出典一覧

確認日はすべて 2026-10-25(本文の数値はこの日時点の公開資料に基づく)。優先順位は 1) 政府・中央銀行・メーカーの一次資料、2) 査読論文、3) 国際機関、4) 業界調査、5) 専門媒体。各出典をどの数値に使ったかは data/sources.csv の used_for 列、数値と条件の対応は review/claim_evidence_matrix.md を参照。

1. 比較の枠組み(論文)

#資料発行者公開日URL
P01Vijayagopal, R., Gallagher, K., Lee, D., Rousseau, A. "Comparing the Powertrain Energy Densities of Electric and Gasoline Vehicles." SAE Technical Paper 2016-01-0903(要旨のみ確認)SAE International/アルゴンヌ国立研究所2016-04-05https://doi.org/10.4271/2016-01-0903
P02"Argonne: EVs may be almost as energy-dense as gasoline vehicles by 2045"(P01 の報道による紹介。本稿では二次情報として扱う)Charged EVs2016-04https://chargedevs.com/newswire/argonne-evs-may-be-almost-as-energy-dense-as-gasoline-vehicles-by-2045/

2. 燃料・電池の物性

#資料発行者公開日URL
S01エネルギー源別標準発熱量・炭素排出係数(2018年度改訂)解説(ガソリン 33.36 MJ/L 高位)資源エネルギー庁 総合エネルギー統計/日本エネルギー経済研究所2020-01-31https://eneken.ieej.or.jp/data/8873.pdf
S02温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度 係数一覧(ガソリン 高位→低位 0.939)環境省2021https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000282422
S03JIS K 2202 自動車ガソリン 要求品質(密度 15℃ 0.783 g/cm³ 以下)ENEOS 石油便覧2023-11https://www.eneos.co.jp/binran/part02/chapter01/section01.html
S04"From Cell to Pack: Empirical Analysis of the Correlations Between Cell Properties and Battery Pack Characteristics of Electric Vehicles." World Electric Vehicle Journal 16(9):484MDPI2025https://www.mdpi.com/2032-6653/16/9/484
S18Fuel Properties Comparison(ガソリンの高位・低位発熱量、電池の体積換算)U.S. DOE Alternative Fuels Data Centern.d.https://afdc.energy.gov/fuels/properties
S21Global EV Outlook 2025 — Electric vehicle batteries(LFP/NMC の質量・体積密度差、用語)IEA2025-05https://www.iea.org/reports/global-ev-outlook-2025/electric-vehicle-batteries

3. 変換効率・試験方法

#資料発行者公開日URL
S05Where the Energy Goes: Gasoline Vehicles(燃料エネルギーの 12–30% が駆動へ)U.S. DOE / EPA fueleconomy.govn.d.https://www.fueleconomy.gov/feg/atv.shtml
S06All-Electric Vehicles(系統からの電力の 77% 超が車輪へ、充電効率 84–93%)U.S. DOE / EPA fueleconomy.govn.d.https://www.fueleconomy.gov/feg/evtech.shtml
S19電気自動車の一充電走行距離及び交流電力量消費率試験(交流入力側で測定)独立行政法人 自動車技術総合機構n.d.https://www.naltec.go.jp/publication/regulation/gtg5d20000000fht-att/ih3l1n00000003if.pdf
S20バッテリ式電気自動車の電費性能について(カタログ電費=AC 電費)日本自動車研究所 JARI Research Journal2019-04https://img.jari.or.jp/v=1641526914/files/user/pdf/JRJ20190402_q.pdf

4. 車両諸元・価格

#資料発行者公開日URL
S07デイズ 環境仕様書(5BA-B43W 2WD NA WLTC 23.2 km/L)日産自動車2026https://www.nissan.co.jp/INFO/E_NOTE/DAYZ/index.html
S08デイズ グレード詳細 ハイウェイスターX 2WD(車両重量 850 kg、タンク 27 L、寸法)日産自動車2026https://www2.nissan.co.jp/SP/DAYZ/VLP/LINEUP/DETAIL/2WD/highwaystar_x/index.html
S09「デイズ」を一部仕様変更(価格表)日産自動車 ニュースルーム2026-07-27https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/260727-01-j
S10日産サクラ 主要装備一覧・主要諸元(124 Wh/km、180 km、20 kWh、1070 kg、寸法)日産自動車2026-06https://www3.nissan.co.jp/content/dam/Nissan/jp/vehicles/sakura/2606/pdf/sakura_2606_specsheet.pdf
S11「日産サクラ」をマイナーチェンジ(価格、CEV 補助金 58 万円)日産自動車 ニュースルーム2026-04-16https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/260416-01-j
S12サクラ 充電・航続距離(バッテリー容量 8 年 160,000 km 保証)日産自動車2026https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sakura/range_and_charging.html
S23BYD RACCO Press Information(発売リリース。200/300Plus/300Premium の価格、22.40 kWh/210 km、35.84 kWh/320 km)BYD Auto Japan2026-07-28https://byd-pr.jp/260728_racco/
S24BYD RACCO 主要諸元(車両重量 1160/1220/1230 kg、交流電力量消費率 120/124 Wh/km、寸法。BYD Auto Japan 公式サイト掲載値を正規ディーラーが転載)BYD Auto Japan(正規ディーラー掲載)2026https://byd.hshd.jp/models/racco/
S25実質価格からスペックまで、BYDの軽EV「RACCO」について知っておくべきこと(CEV 補助金 全グレード 15 万円)WIRED.jp2026-07https://wired.jp/article/byd-racco-kei-ev-price-spec/
S26BYD RACCO発売|214.5万円〜・最長320km・3グレード比較(電池保証 8 年 16 万 km・容量 70%。二次情報)EV Note2026-07https://ev-note.jp/byd-racco-launch-2026/

5. 価格・為替

#資料発行者公開日URL
S13石油製品価格調査 給油所小売価格(レギュラー全国平均 170.2 円/L、2026-10-19 調査)資源エネルギー庁2026-10-21https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/results.html
S14ガソリン全国平均価格の推移・補助額(10/22〜10/28 42.8 円/L)資源エネルギー庁 燃料油価格定額引下げ措置 特設サイト2026-10-21https://nenryo-teigakuhikisage.go.jp/current_graph.pdf
S22ガソリンの暫定税率の廃止でガソリン代はどうなるの?資源エネルギー庁 エネこれ2025-11https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/zanteizeiritsu.html
S15よくある質問 Q7 電力料金の目安単価(31 円/kWh 税込)全国家庭電気製品公正取引協議会2022-07-22https://eftc.or.jp/qa/
S16Lithium-Ion Battery Pack Prices Fall to $108 Per Kilowatt-Hour(BEV パック 99 USD/kWh)BloombergNEF2025-12-09https://about.bnef.com/insights/clean-transport/lithium-ion-battery-pack-prices-fall-to-108-per-kilowatt-hour-despite-rising-metal-prices-bloombergnef/
S17外国為替市況 2026年10月23日(17:00 156.95–97 円/ドル)日本銀行 金融市場局2026-10-23https://www.boj.or.jp/statistics/market/forex/fxdaily/fxlist/fx261023.pdf
S27再エネ買取標準プラン(FIT 期間満了後の余剰電力買取 8.50 円/kWh 税込)東京電力エナジーパートナー2026https://www.tepco.co.jp/ep/renewable_energy/plan/standard.html
S28卒FIT買取単価の一覧と比較のしかた|大手電力10社(基本買取 7〜9 円/kWh。各社公式ページの確認日を明記した二次情報)卒FITくらべ2026-10-06https://taiyoko-kurabe.com/guides/kaitori-tanka-hikaku

6. 関連する自社コンテンツ

#資料発行者公開日URL
V01【解説】46MJ/kg vs 1MJ/kg?エネルギー密度比較の工学的誤り(解説動画。本稿と同じ論点を Tank-to-Wheel の枠組みで扱う)株式会社I-S32026-07-02https://www.youtube.com/watch?v=WjqwF-Euwmw

益田 周防海/株式会社I-S3。公開資料に基づく。個別の車両購入や投資判断の助言ではない。