工場や冷蔵冷凍施設で太陽光を検討するとき、電気料金明細は「年間でいくら・何kWh使ったか」を教えてくれます。一方、30分値は30分ごとの需要(kW)の記録です。時間帯ごとの動きが分かるため、自家消費太陽光では欠かせないデータになります。I-S3は30分値解析可能で、チャットからCSV等を送っていただければ、発電カーブと重ねた初期試算を全国対応で行います。

30分値とは

高圧・特別高圧契約では、計量データが30分単位で記録されていることが多いです。スマートメーターやEMS、電力会社のダウンロードサービスから取得できる場合があります。1日48コマ×365日で、平日と休日、製造日と非製造日、夏季と冬季の違いがはっきり見えます。

食品工場では、ライン稼働・洗浄・冷蔵設備のベース負荷・コンプレッサが重なった形になります。冷蔵倉庫・冷凍倉庫では、入出庫時間帯と冷却のベース負荷が主役です。冷蔵冷凍と太陽光の相性は、このカーブの形で確認します。

自家消費率が読める

自家消費率は、発電した電気のうち施設内で使えた割合です。30分値の需要と、想定する太陽光発電カーブ(方位・傾斜・容量)を同じ時間軸で重ねると、おおむね次が分かります。

  • 昼間にどれだけ購入電力を置き換えられそうか
  • 容量を大きくすると余剰が増える時間帯
  • 休日だけ需要が落ちて余剰が出るか

「年間発電○万kWh」だけの話と、30分値ベースの自家消費の話は一致しないことがあります。自家消費太陽光の考え方はここが核心です。工場向けの需要整理は工場自家消費と需要も参照してください。

ピーク(デマンド)が読める

契約電力は、原則として一定期間内の需要の最大値(デマンド)に連動します。30分値では、いつ最大需要が出たかが特定できます。冷却負荷が夏季昼間に伸びる施設では、太陽光でそのコマの購入電力を下げられると、基本料金の検討材料になります。逆に、早朝の製造開始や夜間洗浄でピークが出る工場では、太陽光だけでは契約電力に触れないこともあります。

200kW級を検討する際は、ピークの時刻と太陽光の出力ピークが近いかを見ます。資料の揃え方は4つの資料をご覧ください。

余剰発電の時間帯が読める

需要より発電が上回るコマが「余剰」です。余剰は系統へ流す(逆潮流)、蓄電、EV充電で昼間吸収など、施設の方針と電力契約で扱いが変わります。休日に需要が落ちる冷蔵庫のみ稼働の拠点、昼休みで一時的にラインが止まる工場では、余剰が平日の想定より多くなることがあります。

余剰が多いと、設置容量を抑える・パネル方位を調整する・運用で需要を昼に寄せる、といった設計判断につながります。

契約電力・複数メーターとの関係

1施設に複数の受電点がある場合、30分値もメーターごとに分かれていることがあります。太陽光をどの受電点に接続するか、需要合算で見るかは設計の出発点です。明細の契約電力と30分値の最大値が大きく乖離していないかも確認します。明細のみの限界は電気料金明細の診断で説明しています。

解析後に進むこと

30分値解析のあと、屋根写真・受電設備写真と合わせて、設置容量・接続方式・逆潮流対策の仮説を返します。食品工場向けはSolarEdgeと電気代削減、導入後はO&M、既設更新はリパワリングまで相談できます。

データの送り方はAIチャットからで構いません。入口の整理は冷却負荷施設向けハブにまとめています。

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よくある質問

30分値はどこで取得できますか?

電力会社のWebサービス、スマートメーター、需給管理システム、エネルギー管理システムなどからCSV等で取得できる場合があります。施設により手段が異なるため、チャットで状況を共有いただければ案内します。

30分値がなくても太陽光の相談はできますか?

できます。電気料金明細から初期診断し、30分値取得の優先度を整理します。精度を上げる段階で30分値の追加をお願いする場合があります。

I-S3は30分値の解析に対応していますか?

はい、30分値解析可能です。チャットからデータを送ると需要カーブと自家消費率の試算を整理します。全国対応です。