# FAQ（記事本文の FAQ 節と同一。FAQPage 構造化データの原稿）

正本は `article/index.md` の「## FAQ」節。ここは配布用の写しで、本文を変えたらこちらも同期する。

## JC-STAR★1 を取得した PCS なら安全なのか

いいえ。IPA は「『適合ラベル取得済み』は、『安全に設置・運用されている』ことではなく」、製品が 16 項目の要件を有していることを示すと回答している。★1 は製品一台の機能の自己宣言で、クラウド・更新基盤・管理者アカウント経由の攻撃は対象外である。

## 製造国を確認すれば攻撃者を排除できるのか

いいえ。製造国の確認で閉じる攻撃経路は、製造段階でのコード混入だけで、しかも製造国と攻撃者の所在地が一致する場合に限られる。ロシア系の攻撃者が中国製 AI モデルを使い、中国系の攻撃者が米国製モデルを使ったように、道具の出自と攻撃者は一致しない。

## 境界防護とは何か。IEC 62443 のどこに書いてあるのか

分散型電源をゾーンとして定義し、外部との通信をコンジット上の境界装置に集約して、宛先・プロトコル・ファンクションコード・頻度を検証する構成。IEC 62443-3-2 がゾーンとコンジットを、62443-3-3 が FR5（データフロー制限）と FR7（資源可用性）を定める。

## 境界防護では防げない攻撃はあるか

ある。境界装置自身の脆弱性、正規署名の不正更新の内容、内部者・物理アクセス、設定誤り。モデルは境界装置が働く確率を 0.9 に置いている。型式を分け、段階更新し、更新配信先を制限することが対策。

## 境界防護は既存の PCS で組めるのか

主要メーカーの PCS・ゲートウェイはローカル Modbus TCP（SunSpec 系）または ECHONET Lite で制御を受け付ける公開仕様を持つ。機器の入れ替えではなく、クラウド経路を境界で制限し、ローカル経路を系統運用者の指令に使う配線と設定で構成できる。

## 費用はどちらが安いのか

事業者の直接負担では★1 要件化の方が安い（低圧 5 kW で年 265 円対 23,444 円、特別高圧で同程度、仮定値）。ただし安い理由の一部は、対応していない攻撃経路の費用がゼロだから。費用比較は同じ到達範囲の選択肢の間で意味を持つ。

## 行政は代替案と比較したのか

していない。資源エネルギー庁は比較資料を「ございません」と回答し、第三者検証を「担保する予定はございません」と回答した。

## AI が電力系統を攻撃した事例はあるのか

確認された事例はない。記事が AI から引き出すのは、攻撃能力の供給元と攻撃者の分離、攻撃の限界費用の低下、監視回避の手段の三点。

## 意見はどこに出せばよいか

e-Gov 案件番号 620340012、2026 年 11 月 6 日 23:59 まで。

## この記事の数値はどう検証できるのか

`data/assumptions.csv` を変えて `python3 model/cost_model.py` を実行する。一次資料は `evidence/evidence_ledger.csv`。CC BY 4.0。
